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過去のメールマガジンで配信したQ&Aを掲載しています。

【Q】男(女)の苦労は、女(男)には分からないのでしょうか。

【A】
「私は男だ/女だ」という視点で見ていると、そう思えるのは当然です。
抽象度の低い人には、その世界しか見えません。
逆に、抽象度を上げれば、より広い世界を感じられます。
そこに男女の差はありません。
「私は人間だ/知的生命体だ。」と思えば、より広い世界を感じられます。
人間には、相手の気持ちを察したり、更には物に思いを込めることも可能です。
相手の気持ちに寄り添えるかどうかは、本人の抽象度しだいです。

【Q】坂本さんにもドリームキラーは現れますか?どう対処してますか?

【A】
「ゴールを批判する人」は、私の周囲にもいます。
ただし、「エフィカシーを下げる人」はいません。
理由は、ゴールを批判されても、エフィカシーは下がらず、むしろ上がるからです。
自分より狭い世界しか見えていない人々の人生を守るために、より活動を加速させたくなるのです。
つまり、ドリームキラーが生まれるかどうかは、あなたの認識しだいということです。

【Q】これほど平和になっても、映画やアニメから戦闘シーンがなくならないのは何故ですか?

【A】
これは、カタルシス効果の一種として理解すると早いでしょう。
アリストテレスは、悲劇を見た観衆が涙を流し、魂を浄化している現象を「カタルシス効果」と呼びました。
我々には、進化の過程でDNAに刻まれてきた本能があり、戦闘もその一つです。
命に直結する戦闘は、必然的に興奮作用のあるドーパミンが分泌され、その後、安心感を与えるセロトニンが分泌されることで、精神のバランスを取ります。
このセロトニンの効果が「カタルシス効果」の正体です。

つまり、興奮や快感を覚えるような戦闘が日常生活から無くなったからこそ、仮想空間で楽しむようになったと言えるでしょう。

【Q】「お金は、エネルギー」と言う人がいます。一方、「お金は、まやかし」とも聞きます。どう理解すればいいのでしょう。

【A】
どちらかが正しいという考え方は、視野を狭くします。
どちらもお金の一面を表しているので、LUBを取ってみましょう。

LUB:Least Upper Bound(最小上界)
認知科学では、抽象度が1つ上の上位概念を指す。

つまり、ここでいう「エネルギー」は実体のない「まやかし」ということです。
ただし、存在しないとか、嘘だという訳ではありません。
実体のない存在ということです。

銀行預金は、銀行の金庫に現金で入っている訳ではありません。
ほとんどがデータ上の数字です。
その数字に大勢が価値(エネルギー)を感じれば、無から価値を生み出すこと(まやかし)ができます。
その数字を流通させているのが金融であり、経済というものです。

【Q】アフターコロナをどう生きればいいですか?

【A】
ニュー・ノーマル時代もノット・ノーマルで。
ショック・ドクトリン(惨事便乗型資本主義)に備え、
高いIQで資本主義の抽象度を超えた世界を生きましょう。

【Q】ホメオスタシスについて教えてください。

【A】
ホメオスタシスを日本語で言えば、恒常性維持機能。
暑ければ汗で体温を下げ、瞳が乾けば瞬きで潤わせるなど、生体を同じ状態(一定の範囲内)に維持する機能のことです。
そして、昔は身体の恒常性のみを指していましたが、現在は精神状態の維持まで含むようになりました。


ホメオスタシスによって、ストレス発散はもちろん、幸せの解消も生まれるのでご注意ください。
「無意識にとって快適な一定の範囲内」とは、高すぎず、低すぎず、住み慣れた範囲です。

それを維持するために、臨時収入を浪費したり、理想的な異性と距離を取ったりしてしまうことがあります。
この「快適な範囲」のことを、コンフォートゾーンと呼びます。

コンフォートゾーンの内側に向かおうとする無意識の働きが、ホメオスタシスです。
どんな幸せな状態でも、コンフォートゾーンの外側であれば、無意識はそこを離れようとします。

つまり、あなたが幸せになろうと思ったら、その幸せな世界をコンフォートゾーンにすることが重要なのです。

【Q】「脳と心は同じ物」と言われますが、どういうことですか?

【A】
脳は、実体のある物理的存在。
心は、脳で処理される情報的存在。

これらは独立して存在しているわけではありません。
心は、脳がなければ存在しえないもの。
「脳の活動」を「心」と呼んでもいいでしょう。
活動が停止し、心(情報処理)がない脳は、脳とは呼びません。
(解剖学的、唯物論的には脳かもしれませんが、生体としての脳ではありません。)

コンピューターも同様です。
ハードウェアがなければ、ソフトウェアは動かない。
ソフトウェアがなければ、ハードウェアは機能しない。
物理的なハードウェアと情報的なソフトウェアの両方が揃って初めて機能的な演算ができるのです。

脳と心は同じ物。
武道の達人たちも「心身一如」という言葉で、この体感を伝えてくれています。

【Q】様々な情報が飛び交っていますが、何を信じればいいのですか?

【A】
信じるのではなく、考えましょう。

「信じる」とは、自分で考えずに盲目的に受け入れる姿勢です。
「信者」という言葉が、まさにその様子を表しているでしょう。
これは、とても危険な状態です。
恋愛やビジネスで聞く「信じていたのに…」というセリフは、まさに思考を放棄していたことによる後悔です。

人間や社会を見るとき、その背景も含めてどういう意味を含んでいるのかを調べましょう。
そうやって、考える習慣を付ければ、自ずと整合的な全体像が見えてきますよ。

【Q】アスペルガー症候群は治せますか?

【A】
「症候群」という名前は付いていますが、個性や能力の一種だと思ってください。
言うなれば、身長や肌の色と同じようなものです。
身長は、姿勢でも変化します。
肌の色も、日焼けで変化します。
同様に、神経回路も環境や働きかけによって変化します。
ただし、姿勢を正しても150cmが180cmにはなりません。
日焼けでも、白人が黒人にもなりません。
同様に、神経回路や思考パターンも極端な変化は期待しない方がいいでしょう。
身長や肌の色を社会の要請に合わせようとしても無意味なように、思考や行動パターンも個性があっていいのです。
飛び抜けた個性も許容し、活かしていく柔軟な社会であってほしいと思います。

【Q】ストレスを溜めないためには、どうすればいいですか?

【A】
答えは、2段階に分けて考えるといいでしょう。
一つは、ストレスを感じないこと。
もう一つは、溜めないこと。

ストレスを感じない為には、抽象度を上げて、多様性を受け入れられるようになるといいでしょう。
それでもストレスを感じたときに溜め込まないためには、適切にアウトプットすることが重要です。
ストレス発散のために、叩いたり叫んだりする方もいらっしゃるようですが、それよりいい方法があります。
合理的かつ生産的なアウトプット法。
それは、論理的に言語化することです。
ストレスの原因に対して、問題点と対処法を言語化すれば、ストレスの原因そのものを排除することもできます。
また、論理思考によって前頭前野が活性化することで、情動を司る偏桃体が優位になることを避けられます。

抽象度を上げ、論理思考と言語化能力を高めれば、毎日快適になりますよ。

【Q】犬や猫にも、催眠術をかけることはできますか?

【A】
できません。
もちろん、生理反応や単純な学習などを利用して催眠術のようなパフォーマンスを作ることは可能でしょう。
しかし、一般に催眠術師が行うような催眠術にかかるには、高度な言語能力と想像力が必要です。
そういった能力は、地球上のどの生物よりも脳を進化させた人類だけが持っているのです。

【Q】現代の心理学は関数主義(ファンクショナリズム)だといいますが、コーチには人の心が関数に見えているのですか?

【A】
答えは、Yesであり、Noです。
コーチが思う「関数」と、多くの人が思う「関数」とは少し異なるからです。
多くの人は関数というと、学校で学ぶ数式をイメージされるでしょう。
もちろん、それも関数ですが、少し正確に言えば何らかの「現象」を表現する「記号」です。
コーチはその現象の動向を感じながら人と向き合います。
現象を文字にする必要があれば、数式で関数を表現しますが、そうでなければ数式は使いません。
関数とは、現象の動向なのです。
数式は、その一つの表現方法でしかありません。
認知科学を学んだコーチも、人の心は心として感じています。動的な存在として。

【Q】強い人が嫌われるのと弱い人がいじめられるのは、どのように違うのでしょうか?

【A】
まず、共通点は「相手がコンフォートゾーンの外側である」ということです。
その上で、相手が自分よりも弱者であると判断すれば、何らかの「力」を使って排除しようとします。それがいじめです。
一方、相手を強者と判断すれば、いじめが困難なため、自分が逃げることになります。
ただし、負けを認めることも不快なため、相手側の問題に注目して嫌うようになります。

これらが自覚的行為なら正すことは容易ですが、多くは無意識的な一瞬の判断です。
野生動物の時代に獲得した「fight or fly(戦闘か逃避)」と呼ばれる状況判断能力です。

ちなみに、相手がコンフォートゾーンの内側であれば、どうなると思いますか。
強者には尊敬、弱者には慈愛といった感情が生まれます。

【Q】自分の殻を破るには、どうすればいいですか?

【A】
そんな殻は無いよ。
自由に動いてごらん。

【Q】挫折して何もかもがどうでも良くなりました。 やるべきことがあるのに動けません。どうしましょう。

【A】
そんな時は、息抜きも重要です。
深呼吸してリラックス。
そして、エネルギーが生まれるのは好きなことと向き合うときです。
壁があっても、きっとその向こう側に「望む世界」があるのではないでしょうか?

進む先に喜びが無いのなら、道を誤っています。
目の前のやるべきことではなく、
本当にやりたいことを大きな視野で探してみてはいかがでしょうか。

【Q】新しいことを始めたいのですが、私にはまだ実績がありません。 周囲の協力を得るには、どのように伝えていけばよいでしょうか?

【A】
実績は、有ろうと無かろうと、不要です。
必要なのは、過去ではなく、未来。
未来側のビジョンとエフィカシーです。

関係者全員が幸せになる
素晴らしい未来を考えだし、
周囲に示し、共感を得ることです。

もちろん、
あなた一人では実現不可能な
壮大で理想的な未来で構いません。
そのための仲間ですから。

【Q】失敗とは何ですか?

【A】
諦めることです。
諦めなければ失敗とは呼びません。
多くのことは反復により向上します。
エフィカシー高く、行動なさってください。

【Q】「美人は三日で飽きる」と言いますが、本当ですか?

【A】
本当です。
場合によっては、一瞬で飽きられることもあります。
さっきまでの美人が、次の瞬間、嫌いになることも。

全ては空。
「魅力」も、有って無いものなのです。
人の心が感じるものは、実に不安定なもの。

逆に、そのカラクリを理解すれば、
一生飽きられない魅力的な存在であり続けることも可能です。

【Q】坂本さんも喧嘩をすることはありますか?

【A】
喧嘩の定義にもよりますが、
手を出すような喧嘩は
大人になってからは記憶にありません。
中学生の時に、
兄を背負い投げしたのが最後です。

情動は、理性で制御可能。
脳は、そのように進化しました。

【Q】 「人生は、選択の連続だ」と言いますが、 何を基準に選択していけばいいでしょうか?

【A】
判断基準は、
「自分らしいか」、
「自分らしくないか」だけ。

ここでいう「自分」は、
「ゴールを達成している自分」です。

未来でゴールを達成している自分は、
今、何をしているでしょうか。

【Q】誰にも関わらなければ、傷つけず、傷つかないのでしょうか?

【A】
全ての人との関係を絶てば、どうなるでしょう。

あなたとの繋がりを失うことで傷付く人もいるでしょう。
あなたの心の中にもたくさんの隙間が生まれ、寂しい想いをするでしょう。

これはお互いが傷付く状態と言えるかもしれません。

 

しかし、安心してください。
人は必ず誰かと繋がっています。
それを釈迦は「縁起」として説明し、現代の哲学では「自我」として表現しています。
人を傷つけず、傷付かないためには、その繋がりを大切になさってください。

【Q】ゴールを見つけるためには、Want to(好きなこと)を見つけることからと言われていますが、好きなことが見つかりません。 どうすればいいですか?

【A】
まずは、セルフトークのマネジメントから始めましょう。

現状は、まるで
 「私は好きなことが見つけられずに苦悩している」
というアファメーションを唱えているかのようです。

アファメーションの基本は、
一人称・現在進行形で、プラスの情動を入れた肯定文であること。

「私は日々新しい発見を楽しみ、充実している」
「私は常にゴールを探し前進していることが誇らしい」

こういった言葉を自然に言えるようになれば、
きっとチャンスは見つかりますよ。

その時は楽しみながら「現状の外側」へ。

【Q】友人のトラウマを解消してあげたいのですが、どうすればいいですか?

【A】
かつてはトラウマ記憶を引き出して解消する方法が流行ったことをご存知の方も多いでしょう。
しかし、その手法は、トラウマを深刻化させた事例や記憶の捏造が多数報告されています。
そのため、現代の認知科学では、トラウマ治療を行いません。
放置してください。

記憶を引き出すたびに、過去の臨場感が上がり、恐怖の記憶がより強固に定着します。

しかし、幸いなことに我々が生きる過去ではありません。

全員が未来を生きていくのです。
過去は自然に遠ざかるもの。

過去の記憶を操作するのではなく、未来の臨場感を上げてください。

これからどうなりたいのか。
未来をどう生きたいのかを語り合うことが一番の近道です。

(もし、臨場感を操作する技術をご存知なら、
より未来、より抽象度の高い空間の臨場感を高めるといいでしょう。)

【Q】 「育児では、子どもにどのようなことをさせればいいですか?」

【A】
親の意図で「何かをさせる」という考えは、Have toに繋がるため不要です。
子どもの興味(Want to)を観察し、好きなことを好きなだけさせてあげる。
幼少期は「感情の脳」が育つ時期です。
プラスの情動(神経ネットワーク)が発達すれば、生涯に渡り本人も周囲も幸せになります。

あと、就寝、起床時は変性意識が強い状態です。
「おやすみ」と「おはよう」は、心からの笑顔で。

【Q】 「心は、なぜ揺れるのでしょうか?」

【A】
この世は、全てのものが揺れ動いています。
時間も流れる。
認識も変わる。
全てが揺れ動くのですから、環境の変化に応じて
心もまた動き続けなければ自我を維持できないのです。

【Q】「親のように信頼している人が、受け入れがたい言動を取ったときは、どう対処すればいいですか?」

【A】
相手よりも上の抽象度から、見守ってあげてください。
感情的になると抽象度が下がります。
深呼吸などをして冷静に止観してみてください。
その上で、相手の行動があまりにひどいようなら、そっと働き掛ける。