恐怖を消す！エモーション・コントロール実践講座合宿

かつて、生命は「情動」を持っていなかった。

バクテリアたちは、喜びも恐怖も感じないまま、ただ環境に応じて増殖を繰り返す。

それでよかったのです。

やがて、生命は進化しました。

肉食動物が草食動物を食べる。

その時、喰われる側は、より早く、より強く、危険回避の神経回路を働かせる必要がありました。

それが「恐怖」です。

では、現代の我々の生活は、どうでしょう？

人間を襲う肉食動物は人間社会から排除され、むしろ野生動物が絶滅危惧種として保護される時代です。

本来なら、現代は「恐怖」がない時代なのです。

それにもかかわらず、多くの人々が「不安」や「恐怖」に支配された生活を送っています。

これは、いったい何が起きているのでしょうか？

本来であれば、「恐怖」はないはずの社会で、人々は怯えて過ごしている。

なぜ、そのような無意味なことをしているのか。

それは、数億年に及ぶ生命の記憶です。

「恐怖」を感じることで、危険を回避する。

そのようにして生き永らえてきた歴史があるため、

本来必要のない「恐怖」を未だに捨てられないのです。

しかし、人類の脳は「恐怖」ではなく、

別の「心の働き」を獲得しています。

犬、猫、サル、イルカ・・・

心を持った動物はたくさんいます。

もちろん、人間も。

そんな中で、

なぜ、人間だけがオバケを怖がるのでしょう。

なぜ、必要以上に嫌われることを恐れるのでしょう。

それは、古い神経回路である「恐怖」と、新しく進化した神経回路の使い分けが、まだ上手にできていないからです。

人類が新しい神経回路を手に入れて、まだ数万年。

古い「恐怖」の神経回路は、数億年です。

しかも、人類は、20世紀の途中まで本当に「恐怖」を感じるべき生命の危機に直面していたのです。

そのため、まだ人類は新しい神経回路を上手く使えていないのです。

繰り返しになりますが、

人類は既に「恐怖」を感じる必要がない時代に到達しています。

あとは、

現代に必要な「新しい神経回路」を活性化させるだけ。

ただそれだけで、「不安」や「恐怖」のない快適な人生を過ごすことができるのです。

人間の心に深く刻み込まれた「恐怖」を克服するために、今回は短期集中型の実践講座にいたしました。

どうか、このチャンスを活用し、

「不安」や「恐怖」のない、快適で幸せな人生を手に入れていただければ幸いです。